パートナーシップ制度及びファミリーシップ制度について

松山市では来年度ファミリーシップ制度に取り組む考えが示されました。
私は2019年にLGBT理解増進について議会で訴えて以降、パートナーシップ制度について相反する意見の2つの当事者団体の方々のお声を聴かせていただきました。制度ができる事で、親兄弟にもカミングアウトすることができいない方など制度を使いたくても使うことができない方の悲痛とも言える声をお聴きし制度について深く考えなければならないことを学びました。そして、勇足になってはいけないと自分を戒めながら制度を導入されている先進地に視察に伺い勉強をさせていただきました。そうした中、国でも今年6月にLGBT理解増進法が成立しました。この法律は性の多様性に関する理解を進め、性的指向やジェンダーアイデンティティに寛容な社会の実現を目指しているもので、全ての人がお互いに人格と個性を尊重し合いながら、共に暮らせる社会を作ることが強く求められています。
私が所属する市民福祉委員会では、「性の多様性の理解を進めるために」をテーマに約1年に及ぶ閉会中継続調査を行い、今定例会の開会日に委員長から報告がなされました。
そして、お互いの個性や多様性を認め合い、誰もが平等に安心して暮らせる松山市を目指すために、また、LGBT理解増進法の趣旨からも、性的指向や性自認に関する広く正しい理解を増進していく上で、制度を導入することで多様性を認める社会の実現や自分らしく生きていける社会を構築することにもつながると確信し12月1日、本会議にてパートナーシップ制度及びファミリーシップ制度を導入することについて質問させていただきました。
市長からファミリーシップ制度の導入を検討しているとのご答弁をいただきました。市が動いたことに感動するとともに、制度設計を今後進めるにあたり当事者の方々の意見が反映されるよう、しっかりと取組むことを決意いたしました。




松山市議会議員  長野まさこ

21世紀は女性の世紀とも 言われています。 女性の可能性を開くことは、 男性中心の社会の行き詰まりを解消し、 男性の可能性を開くことにもなります。 「女性が輝く社会は男性も      真に輝いていく」 その思いで 女性の視点を 市政に反映してまいります。